エコロジー加工 | 一般情報

エコ農産物の加工

「エコ」という用語マークが付いた食品が、高品質かつ関連する法規定に従った形で加工されたことを消費者に保証できるよう、エコ生産においては監視システムが適用されます。エコ食品の生産から最終的な受給者である消費者へと通ずる販売・流通チェーン全般に至るまで、関連するヨーロッパの全ての製造者、仲介業者及び加工業者に対しては、EU法規が適用されます。

EU法規によれば、生産の前段階から保管、加工、輸送、販売及び顧客への配送に至るまで、全過程において検査及び認証が義務付けられています。

このような検査及び認証義務は、次のような機関を含むエコ製品の加工(準備)に携わる生産事業体に対して適用されます。

  • 製品の包装及び/又は再包装に携わる事業体
  • エコ製品へのマーク貼り付け及び/又は貼り直しに携わる事業体

エコ食品の品質承認は、製造業者や製造工程の管理を行う認証機関によって行われます。欧州委員会(EC)指令第2008/889では、製造者がエコ製品の信頼性に関する責任を負うものとし、管理システムの導入を促しています。生産工程全般は認証機関によって評価されます。

認証機関は提供された文書に基づいて事前チェックを行います。生産者は検査の際、製品の運送、調合法及び原料の供給元の発行する証明書の写しを、認証機関に提出する必要があります。

施設、技術的工程及びエコ原料の購入が認証機関によって承認されると、加工に携わるメーカーは認証を取得し、その発行日からエコ製品の加工を開始できるようになります。このような検査は、少なくとも年に一度行われます。

加工

エコロジー加工製品の基本的目的は、栄養価や原料本来の生物的価値を最大限保持することです。

エコロジー製品は、すべての製造段階で、製品の基本的特性を保持するように加工されます。原料加工に際して、生物的、機械的、そして、物理的技術(細分化、加熱、熟成)を最も意欲的に利用しています。

以下の物質や方法は適用できません――

  • 加工と貯蔵の過程で失われた特質を再製造し、原料本来の成分や特質を変更すること、
  • 加工の過程で発生した障害の影響を修正すること、
  • 自然製品本来の性質に、誤解を招くこと。

以下のことはできません――

  • 製品への電離放射線の照射、
  • 食料製品の化学的処理、
  • 分離された原材料による食料製品の製造、
  • 遺伝子組み換えによる生物や、それから派生した生物の利用。

添加物質

エコロジー加工において、技術的に認められている添加物は、ほんのわずかな物質で、2008年9月5日付委員会指令(WE)の第889/2008号の添付文書VIIIに記載されています。この指令は、エコロジー製品とその商標の問題に関する、評議会指令(WE)の第834/007号に習熟するための詳細を定めたもので、エコロジー製品、商標、および、管理(2008年9月18日のDz.U.L.250 .s.1)に関しては、後に変更されています。

以下は使用できるものです――

  • 微生物の調剤、および、食品加工で一般に使われている酵素、
  • 自然の芳香剤、あるいは、自然の芳香調剤、
  • 飲料水、および、食品加工で一般に使われている食塩。

以下の、食品の合成添加物は使用できません――

  • 人工着色料
  • 保存料
  • 酸化防腐剤
  • 抗生物質
  • 人工甘味料
  • 人工調味料
  • 漂白剤
  • 抽出溶剤
  • 他の合成物質
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